臨床試験翻訳ブログ

うつ病・症状健やか臨床レポート~その3

前回のつづきです。

如何でしたか?
素晴らしい結果内容でしたね。

タンクは非常に驚きで稀なケース=本当に素晴らしい技術

 

さて、 臨床試験データの内容に何故タンクの歴史?と皆さん疑問でしょう・・・

(私も疑問です)

 

ですが他の様々な臨床試験データを見ていても、過去の歴史に触れるレポートが意外にあるのです。

 

タンクの生みの親であるリリー博士が実験を始めたのは1954年と言われており、途中頓挫した時期もあるらしいですが65年の立派な歴史がありますので、過去を知らない若い研究者の為にも触れない訳にはいかないのでしょう。

今風にいう “オマージュ、リスペクト” 的な要素でしょうか。

 

そして半世紀以上も前の技法が今更注目を集め、世界中で研究が改めて盛んに行われ始めたのは普通に考えて非常に驚きで稀なケース。。

 

日進月歩の西洋医学の世界において65年前の物をそのまんま持ってくるなんて、普通に考えれば有り得ないレベルでとても不思議な出来事です。

 

ちゃんとした理由

ですが掘り起こされたのにはちゃんとした理由が有ります。

 

あなたもご存知の通り、現世界において非常に発達したと思われた西洋医学が今や限界を迎え、病人が増え・病種も増え、現場の医師・看護師たちはみな矛盾を抱え苦しみもがいているのです。

 

そんな現在のアメリカでは・・・高額な医療費問題もあり、比較的代替医療が広く普及している状況です。
その延長線的な考えでしょう、タンクを上手く活用する医師達が増えてきているのです。

 

そして、同じくタンクの効能を知る一部の医学研究者達が改めて研究を始め、これまた良いデータが意外にあっさりと様々取れるので~

現在アメリカでは主流になりつつある ”機能性医学” に組み込もうと考えているのか?・・・、格好の研究対象になっている雰囲気も否めません(ま、とても良い事です)

 

あと、ここ数年タンクの普及に強力に尽力した人物がいます。

 

“ジョー・ローガン” さんです。

https://nejimaki-radio.com/joe-rogan-podcast-experience-ufc/

 

私的には彼一人の影響で、ここ6~7年のアメリカにおけるタンクブームを巻き起こした、と言っても過言ではないと思っています。興味のある方は彼のサイトをのぞいてみて下さい。中々自由で面白い人です。

 

フローティングタンク/ PTSD(心的外傷後ストレス障害) /うつ病レポート

さて次は、フロート・カンファレンス2017 「フローティング/ PTSD(心的外傷後ストレス障害) /うつ病」 ジャスティン・ファインスタイン博士によるレポートです。

 

ファインスタイン博士は、アメリカの臨床神経科学研究所(受賞者が集まる脳研究所 LIBR)のフロート&クリニック・リサーチセンター(FCRC)のディレクターで、世界的にみてもファインスタイン博士の研究は最先端であり、最もタンク効果を知り尽くした人物の一人で、私が唯一尊敬する憧れの研究者です。

 

LIBR・FCRCの使命は、REST(環境刺激制限技法=タンク療法)が身体と脳の両方に及ぼす影響を調べること、そして精神的健康と癒しを促進するための治療的治療としての可能性を探ることです。

 

以下、短いですがファインスタイン博士のREST(環境刺激制限技法=タンク療法)レポートです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

不安やうつ病を患っている人は、ストレスホルモンのコルチゾール濃度が上がる傾向があります。

 

しかしながらフローティングは副交感神経系の機能性を高め、そしてコルチゾールレベルを下げるのを助けます。

 

フロート時間が経つにつれてフローティングタンクは身体と脳に不可欠な休息の形態を提供し、人々がより穏やかでより回復力のあるヘッドスペースにアクセスするのを助けます。

 

フローティングタンクがどのように効果を生み出すのかを科学者達はまだ研究していますが、フローティングタンクがストレス障害を持つ人々に明らかな効果をもたらすこと、そして週に1時間のフローティングでより良い睡眠、より少ないフラッシュバックと不安の減少を促進できることは明らかです。

 

最近、私(ファインスタイン博士)の研究室は、フローティングタンクが人間の脳に及ぼす影響を評価するための研究を実施しました。

 

この臨床試験の参加者は、静穏、弛緩、幸福および全体的な幸福感の増加を特徴とする気分の有意な改善を伴う、ストレス、筋肉の緊張、痛み、うつ病およびネガティブな感情の有意な減少を報告しています。

 

あなたが不安や不安障害に苦しんでいるなら、フローティングタンクはあなたを健康への道へと導きます。

 

浮いているだけでは症状をすべて消すことはできませんが、会話療法、瞑想、食事の変更など、他のアプローチと組み合わせて使用​​すると強力なツールになります。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今日はこの辺りで~

Bonne Chance!

うつ病・症状軽減の臨床レポート~その4 最終