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骨格・筋肉・自律神経を整える【タンクの優れた3つの利点】

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こんにちは霧城です。

タンクについての知識が無く体験を躊躇している日本人は実に多く存在します。

タンクは70年以上の医学研究エビデンスがあり、受賞者脳研究所(LIBR)身体と脳の両方に対する環境刺激制限療法(REST)の効果を調査し、改善のための治療法としての可能性を探り実証しています。

さてここでは日本で一番タンクに詳しい専門家である私が、感覚を遮断することで得られるメリット、環境刺激制限療法(REST)について、20数年の経験を踏まえ詳しく説明していきます。

※長文なので興味ある所だけお読み下さい〜

 

不思議だか現実的な装置

画像ソース: pittsburghfloat.com元々はアイソレーションタンクと呼ばれていた装置で、1954年にアメリカの脳科学者J・C・リリー博士(1915~2001)が脳の感覚遮断の実験装置としてスタートしました。

実験形態は紆余曲折あり、リリーは1972年にグレン・ペリーと共に現在セルフロッテにある同モデルのタンクを開発します。

 

そしてリリーは自らも実験を繰り返すうちに、フローティング後に体力が回復し非常に健やかになっている第二の発見をします。

少し余談ですが、博士はタンクを利用することでまた別の体験もしており “ガイドと出逢った” などと著書で語っています。

 

このスピリチュアル的な体験はあながち嘘でも無く、感覚遮断と言う特殊な環境下での脳は超意識の領域を徨うことになります。

この辺りに詳しい方はもうお解りですね〜

そう言った特殊なZONEに入ると脳は違うチャンネルと繋がり易く、博士は元々がその様な体質だった為、比較的安易に不思議体験をしてしまったと考えられます。

私の場合は?というと、少し質の違う体験をしています。

 

因みに2023年現在、グレン氏は最後の新しいタンクモデルの制作に取り組んでおり、私自身も新モデルの改良にあたり意見の交換をしながら、もう10年以上グレン氏とは交流を深めています。

 

未病対策・健康維持に必須

浮遊タンクの男。さて、この心身の回復に繋がった発見が、その後のアイソレーションタンクが単なる実験装置ではなく、代替療法として広く研究され利用される運命へと変わっていきます

この心身への好影響は米国立精神衛生研究所(NIH)や複数の医療大学で実験は行われ、生化学的データ上でも数週間のストレスホルモンの低下や鬱の改善、慢性の頭痛や疼痛・睡眠障害など、自律神経由来の不調に悩む患者の不快指数の低下を被験者全員から確認しています。

さて前置きはこのぐらいにして、タンクには実に多くの利点があるのですが、今回は骨格・筋肉・自律神経を中心に、普通ではちょっと信じがたいファクトをお伝えします。

 

骨格を整え骨疲労を大幅に軽減します

重力に逆らい直立する私たちの骨格は常にズレ・歪みが生じています。

さらに長年の不自然な姿勢、外部からの強い衝撃・緊張・疲労などにより新陳代謝・免疫が落ち、自己の力では戻れない状態になっています。

 

このズレ・歪みが神経の伝達・体液循環などを妨げ、全身に掛かる重力分散のバランスを壊し、あらゆる身近な不快に繋がっていきます。

私たちは整体やカイロプラクティックなどの手技療法で矯正するのですが・・・

タンクは溶液に浮かぶことで全身脱力を促し、五感の遮断は自ずと生命エネルギーは内側に向かい、肉体の修復に全力集中する状態を作り上げます。

 

その状況は自然治癒を通常環境の数倍引き上げている状態であり、結果〜自力で本来の正しい位置に完璧に矯正します。

更に押し潰された椎間板もふっくらと回復、骨自体も骨疲労が解消し組織はゆったりしていると思われます。

 

さて、あなたはこの現象を信じられますか?

このような現象は全世界のタンクサロンで起きているはずです。が、グレン氏との会話でも私は確認していますが、現実はサロンにより効果に差がある~ようです。

一体なぜ?

・・・リリー博士の言葉を知る私とグレン氏は原因を突止めています。
しかしここでの言及は避けておきます。

 

さて、セルフロッテではその様な変化は毎日起きています。当たり前です。

余りにも毎日が面白いので、セルフロッテHPには多くの体験談掲載しています。
是非ご覧下さい。あなたの常識を覆す内容が複数ありますが全て事実です。

 

頭蓋から〜足先まで骨格の矯正は条件さえ整えば、自動でミシミシ〜ギシギシと正しい位置へと戻っていきます。

野口整体で言う「活元運動」のようなもので、オステオパシー効果が2〜3日続く雰囲気です。

なので治療家と呼ばれる方々が体験すると、過去経験ないプロセスで整うので驚きます。

 

その変化を敢えて言葉で表現すると・・・

一番整うべき所を軸に細胞・神経・体液・臓器・筋肉・骨格・心的外傷・経絡・エネルギー体の全てが一斉に解放再構築統合完。な流れです。

「ボディ・マインド・スピリット」全ての領域を同時にメンテナンスする感覚です。

まとめると〜
・治癒するレベルが高く効率が良い
・その変化にやり過ぎ・間違いがない
・体験の度に治癒は深まり解毒&抗老化も
・自然治癒なので身体を痛める心配がない
・自己の気が付かない所も全て調整が入る

 

タンクでの変化を“自力整体” とか “魔法の水整体” と呼ぶ人もいます。
しかし変化には個人差があり、変化したのに全く気づかない場合もあります。

個人差を生む原因はいくつかあります。
・タンク環境に適応できず不安がある
・脱力の仕方を脳が忘れている
・意識が内側に向かわない内観が苦手
・幼少期から我慢強く変化に鈍感(失感情症)
・筋緊張症やトラウマ由来の過緊張

その人の個性・体質・不調度合いにより効果は変わりますが、経験を重ねる度に肉体は確実に解放へと向かいます。

「脳に脱力の許可・意識に変化の許可」を与えることが重要です。

 

デメリットも紹介しておきます。
それは不調な人ほど容赦なく調整が入り、一切手加減しない・・・ということ。

本人がどんなに苦しんでも変化は止まらず、タンクから出ても痛みが残っている場合があります。

こればかりは私にも、、どうすることもできません。

 

意識ない骨格のズレ歪みも整える

脚, 人間の脚, 関節, 膝, アスレチックダンスの動き, 太もも, ダンサー, コンサートダンス, エレクトリックブルー, ヒップ,興味深い出来事を一つ紹介します。

30代の女性が興味本位で来店され「至って健康!楽しみ!」という感じで体験しました。

完全な健康体の人が体験した場合、身体の違和感や痛みは100%出ません。

 

しかし120分のフローティング中ずっとお尻(仙骨周り)が痛くてとても辛かった・・・と言うのです。

それはおかしい〜と思い過去の出来事を詳しく聞くと、約半年ぐらい前にハングライダーで着地に失敗し尻餅をついていた事がわかりました。

このように誰もが気づかぬうちに骨格のズレ・歪みが生じている場合があり、数か月後~数年後に原因不明の不調として顕在化するのです。

 

不可能に近い矯正も

日々お客様と接していると稀に不可能に近い骨格の矯正もあります

*事故で歪んだ骨格が整い始めた
*先天性股関節の脱臼の治癒
*20数年痛みを伴う股関節痛の消失

余りにも凄過ぎて二度聞きしたり、嬉しくてお客様と涙したり、口あんぐり固まったり、してます。

 

因みに奇跡的な治癒には男女差があり、過去の経験では女性の割合が多い傾向です。
(男性はいちいち報告しないのかも知れませんが・・・)

骨格のズレ歪みによる不具合で悩んでいるので有れば、試す価値は十分にあるでしょう。

もちろん個人差があります。
過度な期待は持たないことです。

 

筋肉のコリは脳のコリ

科学者たちは、温水のタンクに浮かぶことが毎日のストレスを管理するのに役立つかどうかをテストしています。過去私の上半身の筋肉の緊張と痛みは病的で、今も忘れることはできません。

重度の首痛で首は回らず首肩がロックされ、ストレートネックとも診断され、背中から腰は常に痛みがあり腰痛ベルトを何種類も揃え、朝は身体の痛みで目覚め、半年に一回は起き上がれないレベルの寝違いが発生し会社を遅刻していました。

 

しかしタンクに出逢い全身の緊張は緩和され、慢性疲労症候群・うつの症状も消え、私の身体は不死鳥の如く蘇ったのです。

 

では、なぜタンクに浮かぶだけで全身がほぐれるのか?を話します。

タンクで筋肉が緩むのは、宇宙飛行士が無重力生活で筋肉が緩む現象と全く同じです。

 

人間は重力の無い空間で過ごすと、脳は筋力や骨格の強度が必要無いと判断し機能が退化します。

が、数時間の擬似的な無重力の体験は、人体にとっては非常に都合が良く、筋肉は一番最適な状態に戻り回復に繋がります。

タンクの環境は「プチ宇宙旅行」のようなもので、全身が完全に脱力すると自動で勝手に緩み、その時に脳(自律神経)も緩み、深いリラックスモードになるので身体の深部から緩むのです。

 

そしてタンク溶液も筋肉弛緩作用があるので、内側からも外側から緩むみ、病的に緊張した筋肉にも血液が流れほぐれていくのです。

あとは身体が安全なストレスゼロの環境にあるとき、副交感神経系が活性化され心拍数や血圧が低下し呼吸が深くなり筋肉が弛緩します。

筋肉が緩むには、同時に脳波もα波やθ波に変わり深い瞑想状態でリラックス、副交感神経を優位にする事が重要なのです。

 

なのでフローティング行為に対し疑い・不安・恐怖などがあると効果の半減もあり得ます。

あとはフローティング中に動いても構いませんが不必要に動かない事です。
動く筋肉に力が入る緩まない、だからです。

体験中は身体を忘れることです。
あるのは意識だけ〜と思うのが理想です。

 

長時間浮かぶほど体は緩み好転反応が出る

私自身が深夜のロングフロートをして感じたのは、治癒・癒し・トラウマ解消は時間に比例するということでした。

 

さらにセルフロッテのタンクは少し特殊です。深い調整が入るように改良してあります。
少し特殊というのは解毒と代謝も想定に入れているからです。

なので内臓も活発に動き、独特の違和感や鈍い痛みが出やすいのですが、その現象こそが自己治癒が働き骨格と筋肉が緩んでいるサインです

 

日頃不調な人ほど顕在化するのですが、耐え忍んだ分の数倍のメリットがありますので安心下さい。

なので違和感を感じても途中棄権せず、自分で決めたフローティング時間を全うすることが重要です。

この違和感は誰しも定期的に捨てる必要があり、これを溜め込むと体調不良という形で身体に複数の異変が出はじめ、あなたの精神と肉体を蝕んでいきます。

 

タンク継続は精神的領域にも有効で、身体に負担をかけず自然な形で身体に溜まった捨てるべき負のエネルギーを効率よく捨て去ってくれます。

 

フローティング中に耐えられず途中棄権したり、辛い経験をし2回目のフロートがなかっりする人がいますがそれでは“元の木阿弥”です。

今まで身体を雑に扱いメンテナンスを後回しにしてきた報いでもあります。
正面から己に向き合い、身体との対話を通し反省し肉体を労ることがとても大切です。

 

回数を重ねる度に脳と肉体は環境に適応しリラックスの深さが増し、更に深い領域の治癒・癒し・開放が起き解消へと導きます。

どんな辛い体験となっても逃げてはいけません。
もうこれ以上先延ばしするべきではないのです。

 

自律神経と瞑想

浮きながら瞑想するタンクに浮かぶと自ずと意識は呼吸に向かい脳は瞑想モードへと無条件に突入します。

呼吸は自律神経と大きな関わりがあり、深く落ち着いた呼吸は副交感神経を優位に働かせます。呼吸は感情的・肉体的・精神的、私たちのあらゆる部分に影響を与えます。

 

フローティング中は、外的刺激から解放された環境なので精神は深く落ち着き、脳はθ波を誘発しストレスレベルが低下、深い休息と癒し状態でありながら集中した精神状態であることが研究でも証明されています。

長年瞑想を行ってきた禅僧がタンクで 1 時間過ごしたところ「何時間もの瞑想を行った後に初めて入った状態と同等の経験だった」のエピソードは有名で、さすが達人~といったところです。

 

タンクは過剰な刺激を減らし体のストレス反応を抑制することで、副交感神経系が活性化され、ストレスホルモンであるコルチゾールも低下、これにより免疫系と内分泌系のバランスが整います。

因みにコルチゾール値が高いとうつ病、高血圧、心臓病、脳卒中、関節リウマチ、癌、多発性硬化症を悪化させる可能性もあります。

定期的にフローティングすると体内のコルチゾール レベルが20%以上低下することが研究で明らかになっています。

コルチゾールレベルが健康的なレベルまで下がると全体的な健康に有益な効果があり、腸機能や血糖値と同様に免疫系が調節され睡眠の質も向上します。

 

受賞者脳研究所(LIBR)の神経心理学者・ジャスティン・ファインスタイン博士が率いる2018年の研究では、フローティングは不安症の薬に取って代わる可能性さえあると述べています。

タンクは本質的に瞑想的な体験を提供するように設計されていますが、自律神経が強烈に是正され全身の生理機能が整い、あらゆる次元のストレスを全て解消する有効性があると証明されたテクノロジーです。

 

タンクが日本でウケない理由

フローティング:身体的および感情的な健康の新しいフロンティア

そんなに凄いタンクがなぜ日本で流行らないの?と思いますね。
立派な理由があります。

・国内に代理店が無い
・マシンが高価で故障が多い
・ビジネス的に全く魅力がない

 

そして個人の体験に繋がらない残念な理由として、日本人の無知や人種的な気質から来る「不安・恐れ・怪しさ」です。

ほとんどの日本人がタンクの素晴らしい情報を知っても、体験に繋がらないのはこの様な理由からです。

 

更にダメ押しの原因が・・・
「提供する側の圧倒的な知識不足・経験不足」
という致命的な理由です。

このサロン運営側の知識不足と経験不足はなぜ起きるのでしょうか

 

それはタンクを購入し設置すれば、後はお客様が中に入るだけ、簡単簡単〜の誤認識があるからです。例えば酸素カプセルなどの機器はその認識でOKです。

しかしアイソレーションタンクという感覚遮断装置はそんな単純ではありません。

 

例えて言うなら「ルービックキューブ」

何も知らない人にルービックキューブを突然渡しても、何をする物なのか?すらわかりません。

しかし説明で玩具であることを知り、縦横に回ること、6面全ての色を揃えるのが完成で、更に時間を競うことなどが分かり、高度に頭脳を使うトイに気がつきます。

 

タンクを導入した後に、どのように使うのかをプロフェッショナルからアドバイスを受け、そして自らが経験を積み使いこなし価値を理解、そのレベルに達し初めてお客様が満足できる深いサービスへと繋がる装置なのです。

アイソレーションタンクは精密なコントロールを必要とする代替療法機器を利用した、エネルギーワーク+カウンセリングのセッションだと私は思うのです。

 

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